14番目の焚火おやじ
焚火をこよなく愛するおやじの日々
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2016年06月12日 (日)
■ 「奇跡の自然」 の守りかた

「奇跡の自然」 の守りかた 三浦半島・小網代の谷から 著 岸由二 柳瀬博一
RICOH GX200 28mm ISO154 F2.7 1/28 EV0

昨日、小網代の森に行ってみよう!と思ったのは実はこんな本を読んでみたからでもあります。順序としては、最初に佐々木俊尚さんの朝ツイで紹介されたのを見て、子供の頃に小網代付近に行ったことを思い出して読んでみたくなり、実際に買って読んでみたところ 「今度、小網代行ってみよう」 と思い、昨日実際に行ってみた‥という感じなのでした。昨日は一人で行ったということと、歩き回るにはあまり相応しくない格好だったので全部は行けませんでしたが‥。

小網代がいかに素晴らしいものなのかというのは本書の中でさんざん語られているのですが、川を基本とした流域が丸ごと残っているというのがとにかく重要なのだそうです。そんな貴重は自然をどうやって守って行ったのか‥というのが本書の内容なのですが、自然保護という言葉から受ける印象と現実とのギャップ、自然保護とは言ってもどんなゴールを目指すべきなのか‥といったことについて多くの示唆を与えてくれる良書だと感じました。

そんな小網代の森は規模こそ小さいですが、世界的に見てもなかなか貴重なものらしいですよ。そんな素晴らしい奇跡の自然が神奈川のそう遠くないところにあって、思い立ったらフラっと行けちゃうところにある‥というのも私にとってはなかなかの奇跡なのかもしれません。昨日はホンの一部に触れてみただけですが、季節ごとに訪れたい場所ができたことはありがたいです。この本との出会いにも感謝‥といったところなんでしょうね。

2016年02月10日 (水)
■ 国道者

「国道者」 佐藤健太郎著
RICOH GX200 28mm ISO64 F2.7 1/55 EV-0.3

書店の新書コーナーで 「ふしぎな国道」 という、思わず手に取らないではいられない本に出会ったのは 1 年近く前のこと‥。ドライブ好きな私としては非常に楽しく読めた本ですし、そのお陰でたくさんの道路を走ってみたいと思うようになりました。実際、先週末の車中泊旅行でも 「この道は通ったことないな」 というのが行く先を決める指標になったりして、同じような地域に行ったときでも新たな楽しさを発見するよい機会を与えてくれた本だと感謝しています。

その 「ふしぎな国道」 の著者‥佐藤健太郎さんによる道路話題の本の第二弾が出たという話を見て購入したのがこの本です。「国道者」 というタイトルは、帯の説明が無かったら一体何の本なのか分からないことでしょうね。実際、書店によって置いてあるコーナーがまちまちのようなので、店頭でこの本に出会うのは難しいかもしれません。買ったのは northport mall の ACADEMIA ですが、書店内の案内を見たのに探すのが難しかったですし‥。

そもそもこの本は新潮 45 という雑誌の連載記事を加筆してまとめられたものだそうですが、新潮 45 なんて見たこともありませんので問題無し‥です。内容的には国道にまつわる話アレコレ‥という感じですが、雑誌の読者に焦点を合わせてあるせいなのかマニアックすぎるような内容とまでは行かない感じですね。個人的には前著の 「ふしぎな国道」 のほうがハマる内容でしたけど、これはこれで楽しめました。こういうの読むとまたドライブ旅行に行きたくなるんですよねぇ。

2015年03月22日 (日)
■ 非国民?

不思議な国道 佐藤健太郎著 講談社現代新書
RICOH GX200 28mm ISO64 F3.4 1/125 EV0

先月の終わり頃に書店で見かけて買ったはいいけど、読む時間を捻出できずに積読になっていた「ふしぎな国道」をやっと読み終えることができました。国道というタイトルがついているとおり国道の話題が主なものですが、それ以外にも都道府県道に関する話題や歴史的なことにも触れたりと、道路のあれこれについて書かれた本です。私のように自動車での旅やドライブが好きな方であれば、なかなかハマる内容ではないかと思います。

そんな感じで私は全ての内容を楽しめたのですが、中でも刺さったのは本書の最後で少しだけ紹介されている「非国道走行」というもの‥。誰が考え出したのか、「国道の有難みを感じるためには国道を使わないのが一番である」という発想のもと、「国道を通過せずに目的地に到達する(十字路上でクロスするのは可)」ことを調査し、実践する趣味をもつ人たちがいらっしゃるのだとか‥。脇道、裏道大好き!な私にはメッチャ楽しめそうな内容です。

で、そのような「非国道走行」の趣味に勤しむ人々のことを「非国民」と呼び習わして楽しんでいらっしゃる模様(笑)。何となく私も立派な非国民になれそうな気がしました。そもそも道路は遠くに行くためのものでもありますが、ある地域で暮らしている人々の生活の一部を支えているものでもあります。なので、その土地の道路を走ることがそこで暮らす人々の追体験をすることにもなるわけで、高速道路より下道が大好きな私の感性にもピッタリな話題。

著者の佐藤さんは「国道系。」なるブログも書かれているようなので、時々読ませていただきながらドライブのアイデアをいただいたりしようと思います。暖かくなってきましたし、「いつもは通らない道路」を使ってどこかに行ってみたくなりました‥。

2014年04月04日 (金)
■ ユーミンの罪

ユーミンの罪 酒井順子著 講談社現代新書
RICOH GX200 28mm ISO154 F2.7 1/21 EV+0.3

確か電車の広告か何かで見かけたのが最初のことだったと思います。「ユーミンの罪」というタイトルを見たときに「ちょっと読んでみたい本かも」と思ったのですが、そんなことは数日経ったらスグに忘れてしまいました。先日、書店の新書コーナーで出会うまでこの本の存在をすっかり忘れていたのですが、平積みされている本を見て、冒頭に書いたようなタイトルに出会ったその日のことがありありと思い出されました‥記憶って不思議です。

私がユーミンの歌を初めて意識したのは、私の妹が聞いていたのを間接的に聞いた時だと思います。「まぶしい草野球」のサビの部分を聞いて「変な歌声だな~」くらいに思ったのが最初の印象。しかし、その後、大学生になった頃には変な歌声と思ったユーミンの曲にハマって行きます。自動車にはユーミンのカセットを常備していましたし、スキーに向かう夜中の国道 18 号を「恋人がサンタクロース」を口ずさみながら運転したものですね。

そんな学生時代がユーミンとクロスしているので、本に出てくる曲はドンピシャで私の若い頃と重なります。だから、ユーミンの曲を通じて自分の「あの頃」が思い出される‥という感じで読み進めることのできた本でした。最近は全般的に音楽を聴かない生活になってしまっているのですが、もはや年代的には「なつメロ」に属しているといってもいい昔のユーミンを久しぶりに聴くかな‥と思わせる本です。ユーミンを懐かしく思うオジサン、オバサンにはオススメの本です。

2013年06月24日 (月)
■ 村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか?

「村山さん、宇宙はどこまでわかったんですか? ビッグバンからヒッグス粒子へ」 村山斉 高橋真理子 朝日新書
RICOH GX200 28mm ISO148 F2.7 1/32 EV-0.3

2 週間に渡る激務は一段落。後片付け的な仕事はこのあと少なくとも 2 週間に渡って続くのですが、先週までと今週以降ではモードがかなり変って平常に近くなるのは確かです。だもので、仕事スタイルも今日から平常にシフト。では、さっそく自転車通勤で‥と行きたいのですが、どうも今日の夜には雨が降るらしいのです。仕方がないので、新書を 2 冊ほどカバンに放り込んで電車に乗りました。

そのうちの 1 冊をやっと読み終えました。4 月末に買った本なのですが、すでに 2 ヶ月が経過‥新書は買ってスグに読まないと鮮度が落ちていけませんが、読む時間が取れないので仕方ないと言い訳‥。ま、それはいいとして、読み終わったのが写真の本。IPMU(カブリ数物連携宇宙研究機構)の機構長を務める村山斉さんと朝日新聞編集委員の高橋真理子さんとの対談形式で宇宙の最先端に迫る本です。

昨年末に、セルンがヒッグス粒子発見の発表をしました。私もその発見のニュースを興味深く読みましたが、それはつい昨日のよう‥。そのヒッグス粒子の話も交えながら宇宙の起源に迫るいくつかの話題を提供しているのがこの本です。新しい技術・知見によって、様々なことが明らかになっていくと、別の分からないことがたくさん出てくるというのが最先端の世界だそうですが、だからこそ読むほどに新しいワクワクを感じる‥そんな宇宙好きにはたまらない本です。

2013年06月17日 (月)
■ ビッグデータ?

ビッグデータの覇者たち 海部美知著 講談社現代新書
RICOH GX200 28mm ISO154 F2.7 1/24 EV0

一時期、自分の中で新書ブームのようなものがありまして、面白そうな新書をせっせと買っては読みまくっていました。まぁ、読みまくるなんて偉そうなレベルではなく、多いときでもせいぜい週に一冊読んでいたくらいがいいところだとは思いますけどね‥。その後、たまった本を一度処分してからは、本を読む機会も減ってしまい、ネットがもっぱら情報を得る手段になっていました。そもそも、本を読む時間がどこにも無くなってしまったのが一番の問題。

普段、ネットに接しているとちょこちょこと面白そうな本の話題が出てくるので、今度はまた本が読みたくなったりしています。というわけで久しぶりに読んだのがコレ‥。インターネットが世界中を覆い尽くすようになった現代では、ネットを行き来する情報量は(フツーの)人間の想像をはるかに上回る量になり、蓄積されているデータも加速度的に‥なんていう表現が陳腐で古臭く見えるほどの勢いで増え続けているわけです。そんな巨大なデータなのでビッグデータ‥分かったような分からないような言葉ですよね。

私の仕事はいわゆる IT 系ですが、ビッグデータとはやや縁遠いところが専門。とはいえ全くチンプンカンプンというわけでもなく、どういうことなのか?は、それなりに想像がつきます。でも、やはり専門外のことはわかり易く書かれている本で読みたいなぁと思って手にしたのがこの本。一般ビジネスの分野でもビッグデータという言葉が普通に使われるようになってきていると思いますが、そもそもビッグデータって何よ?‥という人の入門書としてなかなかよさげな本だと思います。

2013年04月26日 (金)
■ ノマド化する時代

ノマド化する時代 大石哲之著
RICOH GX200 28mm ISO64 F3.0 1/73 EV-1.0

数日前の朝日新聞に載った話なのだそうですが、ユニクロの柳井会長兼社長の話が各所で(色々な意味で)注目されているそうです。日経オンラインの人気コラムのひとつであり、私が毎週金曜日に読むのを楽しみにしている小田嶋隆氏のア・ピース・オブ・警句でも「24時間戦えるんですか?」というタイトルでさっそくネタにされてましたからね。しっかし、コラムの中に出てくる時任三郎の「勇気のしるし」は懐かしすぎ。この歌って私が会社に入ったバブル華やかな頃に流行っていたやつですよ。新入社員同士の飲み会で、こいつの替え歌を歌ってるやつが必ずいたものなぁ‥。

ま、それはいいとして‥。最近、他人の tweet を読むのが日課になっていると書きましたが、ある日この本の話題にブツかりまして、著者の大石哲之さんのフォローも始めてみたのです。しばらくして、話題になっている著書も読みたくなって‥買ってみました「ノマド化する時代」。現実の世界はこういうことになって行くよということが実例を沿えていくつも紹介されているのですが、いやホント‥これは現実ですよ。まぁ、「すべての人がノマドを強いられる」というのはちょっと煽り過ぎかとも思いますが、一億総中流社会‥なんて言われていたものが終わりなことは間違いない。

そういう意味では、ユニクロの柳井氏の言う「中間層が減って格差が生じる」という主張は実際そのとおりになってしまうと思います。それは肯定ではなくて現実として‥ですが。難しいのは努力なんていうものは相対的なものであって、多くの人が価値を見出さないものに対して努力をしたところで金にはならない‥ということ。そうは言ってもまずは努力できる人にならなければダメ‥結果がどう追いかけてくるかは後になってみないと分からない。この歳になったオッサンが感心しても仕方のない本なので、これは若い人にこそ読んでもらわなければならない本だと思います。うちの場合で言えば、下の娘には強制的に読ませる感じ‥。ということで、今、読ませていますが。