14番目の焚火おやじ
焚火をこよなく愛するおやじの日々
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2005年10月13日 (木)
■ 紫式部

コムラサキの実今日はいい天気の一日でした。朝起きたら昨日よりもまた寒かった感じです。道志でこの天気だったら、朝はさぞ寒かったことでしょうね。ちなみに、横浜地方気象台の観測値によれば、今朝の6時の気温は摂氏14.8度ということでした。熱帯夜がどうしたこうしたと言っていた頃から比べると既に10度以上も下がったわけですが、一番寒い時期が来るまでにはさらに15度以上も下がるということなんですね。でも、大気のほとんど無い月面上などから見たら、30度程度の差なんて誤差みたいなものなのでしょう。あらためて、地球って偉大ですよね。

などと妙なことに感心したりしたところで、今日の話はムラサキシキブ。写真は姫様の散歩道の途中にあったものですが、こいつは実はコムラサキという同属の植物。でも、これをムラサキシキブだと思っている人は多いでしょうね。ムラサキシキブは、もっとまばらに実がなり、葉もずっと大きいのが特徴です。ところで、ムラサキシキブと聞くと、源氏物語の紫式部を連想する人が多いかと思いますが、実は私もそのひとり。ただし、源氏物語の方はさっぱりで、紫式部といえば小倉百人一首の「めぐりあひて見しやそれともわかぬまに雲がくれにし夜半の月かな」が思い浮かびます。何とも風流な歌ですよね。

そんなふうに思うのは、コムラサキの実の色である「紫色」が持っていると言われている、高貴なイメージが、より一層コムラサキと紫式部のイメージにプラスに作用しているせいだと言っていいのかもしれません。ちなみに、心理的な面からは、紫色は青と赤の性質を持ち合わせた陰陽性のある色なのだとか。そんな二面性が垣間見えるところに、神秘性というのを感じ取るのかもしれません。いずれにしても紫はちょっぴり不思議な色…。わるつさんのミスターベアクラッシュの「色相と心理」(画面上部のペンのアイコン→色彩心理→色相と心理、へと進む)を見て、好きな色から見た自分の傾向というものを掴んでおくのも面白いかも。

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