14番目の焚火おやじ
焚火をこよなく愛するおやじの日々
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2007年02月07日 (水)
■ 改正航空法

航空管制の科学:園山耕司著(ISBN4-06-257399-7)読売新聞の今日の夕刊の一面に、改正航空法が2004年1月に施工されて以来、同法の違反行為が最悪の数字になったという記事が載っていました。この改正航空法では、航空機の安全な運行を阻害する危険行為として、携帯電話などの電子機器の利用、トイレでの隠れタバコ、客室乗務員に対しての暴言やセクハラなどの業務妨害など、八つの行為を禁止しているそうです。これらの行為に対する客室乗務員の注意に従わない場合、機長による禁止命令書の交付、さらに従わない場合は航空機から降りるように命じたりすることができるそうです。

今では札幌へ出張に行くことも年に数回という程度(そろそろ行きたいね~)になってしまったのですが、札幌へ出張するときはもちろん飛行機を使いますので、飛行機に関する話題には敏感になります。写真は前回の出張の際に羽田空港内の本屋で買ったもので、航空管制とは何かということが、新千歳空港を題材にして比較的平易に解説されています。私の場合、よく利用している空港のひとつが新千歳空港なので、実際の空港へのアプローチの状況などがよく分かっていることも理解の助けになりました。これを読むことで、航空管制の重要な役割がよくわかりますが、以前読んだ航空機の視点からの話と合わせると、航空機の安全な航行に関する理解がより深まります。

で、現在の旅客航空機においては、IFR(Instrument Flight Rules:計器飛行方式)という電波の力を借りた飛行方式が主流ですし、視界が悪いときの計器着陸装置(Instrument Landing System:ILS)なども航空機の安全な飛行に重要な役割を負っているわけです。こういうことをきっちりと理解していれば、携帯電話の利用を済ませて電源を切ってから搭乗するわけですが、理解していなから機内で携帯電話を平気で使えたりするのですよね‥。航空各社は航空機の安全な運行のために、こういった危険行為に対して毅然とした態度で望んでほしいところです。他の乗客にも影響を与える危険なことなのですから、場合によっては「テロ行為」に準ずると言ってもいいんじゃないですかね。

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