14番目の焚火おやじ
焚火をこよなく愛するおやじの日々
Top | RSS | Admin
2007年03月09日 (金)
■ 塗り分け歩道

歩道を塗り分けて自転車用に‥(品川区白金付近)今日の読売新聞朝刊に道路交通法改正案のうち、自転車の歩道走行に関する話が載っていました。記事の内容については、1970年代に緊急避難的措置として始まった「自転車の歩道走行」の歴史についても触れており、「今では歩道を自転車が走るのは”当たり前”のようになっているけど実は違う」ということを述べているので、特に問題になるようなことは書いてないと思います。記事によると、昨年の11月に仙台市で自転車と歩行者の「すみ分け」実験を行ったらしく、その中には「歩道の塗り分けによる区分」も含まれていたとのことです。

その様子については言葉で述べられているだけなのですが、おそらく写真ような雰囲気(これは東京都品川区のものです)になっているものと思われます。二週間に及ぶ実験の結果は、「歩行者、自転車ともに安心して通行できる」といった肯定的な声が多かったようです。仙台市の実験でひとつ気になったのは、「バス停や商店街の入り口など歩行者が多い場所」を歩道走行しない区間に指定したとのことなのですが、それ以外の場所との「繋ぎの部分」をどのようにしていたのか(どうやって車道に誘導していたのか)が、具体的には触れられていませんでした。

警察庁のHPで公開されている道路交通法の改正案(こちらの新旧対照条文だと以前との違いが明確です)によれば、警察官が自転車に命ずることができるのはあくまでも「歩道の通行を禁じる」ことだけ(逆にならなくて本当によかったよ‥)なので、自転車が強制的に歩道を走らされるということは無くなりました。しかし、結局のところ、写真のような歩道の塗り分けと看板の設置をせっせと進めるだけの結果になっては何の意味もないのです。こういった公共事業を増やすことが道路交通法改正の目指すところではなく、歩行者の安全を確保するためのソフト的な施策の実行が求められているのです。

| Top |