人は見た目が9割‥なんていう新書が結構売れているらしいです。タイトルの強烈さに比べて中身のインパクトが弱いなど、Amazonあたりではかなりの酷評のようですが、その本の言いたいところは非言語コミュニケーションについてのことだということらしいです(私自身読んでいないので批評できません)。一方、「人は見かけによらない」というような諺もあれば、実体験としてそう感じることも多々あり、どちらかが一方的に正しい(あるいは間違っている)というように、白黒がハッキリするような問題では無いことは確かだと思います。
しかし、「外見を魅せてコミュニケーション強化に役立てろ!」というような記事(読売新聞)を、ここ最近立て続けに読んだ気がして、若干の違和感を覚えました。というのも、そういった色々な意味での「見た目」を専門家にアドバイスしてもらい「金で解決」するという内容だったからです。結局、世の中お金ですか‥っていう部分もそうなんだけど、第三者によって解決してもらうという「他人任せ」な部分も大いに違和感を感じるところなのです。とはいえ、そもそも自分の意思をもってそういうことをお願いするわけですから、全部が全部他人任せということはないのですが‥。
確かに、見た目も重要なファクターであること自体を否定するつもりはありませんが、見た目が悪いとダメといったことを煽るような記事はいかがなものかと思いました。先日、日本中を震撼させた秋葉原の無差別殺傷事件の犯人は、自分の見た目に対するコンプレックスが強かったといいます。それは、ある意味普通の感覚であると私などは思うのですが、見た目が重要といった考え方が支配的になってしまうのはどうなのかなぁと思ってしまうのです。見かけを磨く、あるいは気にすることよりも先に、内面をもっと磨いたほうがいいんじゃないかと思ってしまうケースが多いように感じます。
