14番目の焚火おやじ
焚火をこよなく愛するおやじの日々
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2011年03月31日 (木)
■ やっと決断

東電 1~4 号機の廃炉を決断(2011年3月31日 読売新聞朝刊より)RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/48 EV-0.3

今日で 3 月も終わり。2010 年度の終わりです。ということは、明日からは 4 月になるというわけですが、とてもそんな雰囲気でも気分でもないですね‥。3 月 11 日に発生した地震から、今日でほぼ 3 週間も経過してしまったわけですが、3 週間も経過したのに原発の先が見えないのは困った限りです。横浜を始めとして、首都圏の放射線量は漸減傾向にあるということだけど、だからといって事態が収束に向かいつつある‥とはとても思えない状況だと思います。まだまだ何が起きるか分からない状況ですし、原発を制圧できているとは言えない状況です。現場の士気は保たれているでしょうか。物資の入手はマシになっているのでしょうか。

そんな中、昨日になって東電が福島第一原発の 1 号機~ 4 号機を廃炉にする方針を明らかにしたというのが今日のトップニュースでした。新聞によれば、第一原発の 1~4 号機について、東電の勝俣会長が「恐らく廃止せざるを得ないと考えている」と、東電側が廃炉について地震以来初めて明言した‥のだと。しかし、1~4 号機とは少し離れたところにある 5~6 号機については言及しなかった‥とも。廃炉にすること自体、多額の資金が必要になるそうですが、だからと言ってズルズルと使い続けられるわけでもないだろうに‥あれだけ初動の悪さを指摘されていながら、この期に及んで「使えるなら使いたい」という未練を残しているところがもう救えません。

今後、東電は多額の補償にあえぐことになるのは火を見るより明らかです。写真の左下にもあるように、国有化は十分にあり得るシナリオだと思います。でも‥国有化されたからといって、何かが好転するんでしょうかね。東電が「破綻」の呪縛から逃れられるだけ‥ということで、結局は東電の「一人勝ち」で終わってしまうような気がしなくもありませんが‥。ま、とにかく私としては、一刻も早い原発の制圧に精力を注いでいただきたいと思います。社長が心労だか過労だかで倒れてしまい、会長が代行でやっていようとも、タイムリーに情報を公開・早い決断によって、原発を完全に止めていただきたいと思います。

2011年03月30日 (水)
■ 法に縛られる

2011 年神奈川県知事選挙と県議会議員選挙のポスター掲示場RICOH GX200 24mm ISO64 F5.7 1/270 EV-0.3

日本は法治国家なのだから、法の下に法に従って粛々と物事を進めなければなりません。しかし、ひと口に「法」と言っても、それが一体どれくらいの量になるのかは、私には全く推測がつきません。日本国憲法が法のトップに位置しているとして、それが 103 条の条文から構成されているということくらいはスグに分かるとしても、その日本国憲法のもとで制定されている法律となると、それだけでもいくつあるか分からないのに、さらに条例だの何だのと入れた日には、A4 の紙に両面印刷して積み上げると一体どれくらいの高さになるんでしょうかね。法律が専門の方、教えてくださいなー。

そもそも法の存在意義は、日本国民を守るために存在するものだと思います。しかし、法自体が大量にあり、かつ複雑怪奇に入り組んでいるがために「ちょっとした変更すらなかなかできない」というジレンマに陥っているように思います。今回の東日本大震災でも、国民を守るためのはずの法律が国民を危機に陥れている‥そんな自己矛盾に陥っている例がいくつも報道されました。とはいえ、必要だからそう定められているのわけであって、非常時だからと言って安易に変更すべきでないものもあるはず。放射線の許容量などはその典型例だと思うのですが、厳しすぎる(らしい)数値にしても、原爆に苦しんだ日本だからこそ自らに課した足枷なんじゃないのかしら?

その一方でさっさと変更しちゃったほうがいいもの。それが写真の選挙のポスター掲示場です。選挙になると毎回こいつを見て「アホくさい」と思っているのですが、こいつを定めている公職選挙法の「第 144 条の 2」ってヤツを改正して、こんなものナシで OK にしてください。設置に掛かる費用を震災復興予算へ回す。候補者もポスター作成に掛かる費用を全額寄付するといいと思います。とはいえ、実際に法改正となると議員のセンセー方がダラダラと時間を掛けて高いコストになるんでしょうねぇ‥。とりあえず、県議会と市議会選挙あたりは設置が必須ではないはずだから、それを止めるにあたっての法改正も不要で後は実行力だけなのですよ。しかし、それを政治家に望むのは無理なのでしょうか‥。

2011年03月29日 (火)
■ SBO

東海第二原発でも電源故障(2011年3月29日 読売新聞朝刊より)RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/189

全世界が注目する中、福島第一原発の状況は一進一退で完全制圧の見込みはまだ立っていない感じです。それでも制圧しなければならないので、現地の作業員の方は恐怖と戦いつつも、正義感と高い士気を保って修復作業に当たっておられるようです。本当に頭が下がります。そんな日本の‥いや、世界の未来を背負う方々の労働環境が苛酷を極めているそうで、食事や睡眠も満足に取れない状況にいるということが、今日の読売新聞朝刊に載っていました。そんな「待ったなし」の極限状態にいる人々の後方支援体制は一体どうなっているのか‥「ボランティアにお願いっ!」とできるものではないので、これこそ政府が強力に支援しなければいけないものだと思うのですが。

福島第一原発の現場の報告はかなりショッキングな内容でしたが、社会面の片隅にひっそり載っていた写真の記事も私には十分なインパクトを与えました。それは、茨城県にある東海第二原発も地震発生直後に原子炉の自動停止が行わた‥というところまではいいのですが、非常用ディーゼル発電機 3 台で冷却を続けていたところに津波の被害に遭い、発電機自体の冷却に必要な海水のくみ上げポンプが故障して、3 台ある発電機のうち 1 台を止めざるを得なかったのだとか。2 台は無事だったのだから‥とも言えますが、それは 2007 年の新潟県中越地震で東電柏崎刈羽原発が被災したのを受けて、津波から発電所設備を守る防波用の壁を建設している最中(一部未完成だったとのこと)だったから‥とも言えるわけです。工事が全く行われていなかったらと思うと、恐ろしいものがありますね。

今回の事故で、SBO (Station Black Out) という原発用語を初めて知りました。SBO とは「全交流電源喪失」を意味するそうですが、東海第二原発では 2 台のディーゼル発電機によって原子炉冷却用の電源が供給されたからいいものの、津波から原子炉設備を守るための工事が遅れていたなど、一歩間違えば SBO に見舞われて福島第一原発の後を追うような状況に陥っていたかもしれないのです。仮に福島第一原発の状況が酷すぎるとしても、それだけでも持て余しているところに別の原発でも似たような事故が起きてしまったら‥政府は原子力安全・保安院はやはり「想定外だった」で済ませてしまうのでしょうか。しかし、発電所が「電源喪失」というのは何とも皮肉な話であって、笑い話にもなりませんね‥。

2011年03月28日 (月)
■ ジジくさい色

ユニクロ レギュラーフィットカラージーンズ(73 purple)RICOH GX200 24mm ISO64 F3.6 1/48 EV-0.3

昨日はホンの少しですがやっておきたい仕事があったので、カミさんと上の娘が横浜に買い物に行くというのを見送って、ウチでのんびりしてました。午後になって、横浜からセンター北に戻ってきたカミさんから、「食品の買い物がてら、センター北まで出て来い」という指令が下りたので、仕事を中断して(再開しようと思いつつ再開できず‥)northport まで迎えに行ったわけ。もうちょっとすれば暖かくなるから‥と、震災時から毛布などにくるまって我慢してきたのですが、天気予報では今週も寒そうなので、灯油もホンの少しだけ買いました。

ついでに‥ということで、最近行ってなかったユニクロに行って、写真のカラージーンズを買ってきました。なかなかすごい色なんだけど、何せ 500 円なもので‥。残り物には福‥かどうかは微妙ですが、さすがにこの色になるとホイホイ売れるもんじゃないのでしょう。他にもピンクとオレンジが 500 円で売ってたので、3 色まとめて買うか~と思ったけど、さすがにカミさんに呆れられると思って止めました。一応、名目としては先日穴の開いてしまった自転車用のパンツということなんだけど、自転車用にはならずに普段履きになる気配も濃厚です。

ところで、歳を取ったときに「あれは嫌だな‥」とか「ああはなりたくない」ということってありますよね?私の場合は「年寄りクサイ色合いの洋服だけは着たくない」というのがソレです。グレーとかベージュとか、いい表現をすれば「落ち着いた」ですが、悪い表現をすれば「地味で暗い」色彩の格好はしたくないですね。余計に老け込んじゃうという感じがしますし。その前に安全面からも年寄りはもっと目立った格好をしたほうがいいと思うのですよね。だから、私も暗い色合いのものに馴染まないようにしないと‥って、「あんたの場合はやや控えたほうがいい」って言われそうですが。

2011年03月27日 (日)
■ サクラサク

合格通知書RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/270 EV-0.3

わが家の娘どもが今年はダブル受験だということは、昨年頃から何度か書いていると思いますが、その結果がどうなったのかが出てこないということは‥と、心配している人が中にはいらしたかもしれません‥。って、身内でもない限り、気になるものではないでしょうが。まず、下の娘は高校受験だったのですが、こちらは順当に第一志望に合格できました。来年度からは、上の娘と同様に自転車通学を始める予定です。ま、高校の場合はね‥実力に見合った学校であればよほどのことが無い限り行けるので、下の娘は心配していなかったのです。問題は上の娘‥。大学となると全国区の勝負ですし、よほどデキのよい場合でもない限りは、運も重要なファクターになってくるのでね。だから、高校受験のように「身の丈に合ったところなら合格する」とも限らないのが厳しいところ。当然、上の娘は「勉強は任せておけ」のタイプではありません。

で、事前の予想どおり上の娘は苦戦するわけです。ここなら何とか合格するだろう‥と、思っていたところも、ことごとく不合格‥。なので、どこに入学一時金を払うと一番無駄が少ないのか‥とか、同じ払うのなら最終的にどちらのほうに行きたいのか‥などということを考える必要すらありませんでした。つまり、全滅状態。最初のうちは笑っていられても、後半になってくると笑顔も引きつってしまう、見事な完全惨敗状態‥。まるで自分の現役当時を思い出すようなヤラレっぷりでしたが、上の娘は少なくとも私よりは地道に一生懸命勉強していたので、「どこかに何とか入るだろ」と思っていたわけです。しかし、その思いも一日一日としぼんでしまうわけで、3 月のはじめ頃には、「浪人確定状態」という感じでした。「ま、浪人もいい経験になるから悔いのないように勉強しなさい」‥などと、先輩浪人として「浪人のススメ」を語ってしまったりして‥。

浪人確定の少なからぬ原因として、私とカミさんが事前の情報収集をやや怠ってしまったことにあるという分析をしました。ですので、来年こそは第一志望にバッチリ合格できるように‥予備校選びをどうすべきか、内容によっては掛け持ちも視野に入れて‥と、予備校生活に向けて準備を開始していました。その時点で最後の一校の受験が残っていたのですけれども‥。で、親子ともども完全に想定外、「もう駄目に決まってるから」と、気にもしていなかったのですが‥人生何があるか分かりません、何と第一志望に合格してしまいました!試験を受けた本人が一番驚いたかと思いますが、親もかなり驚きましたね。一体何校受けたか分からないほどで、レベル的にはグッと落としたところすら全滅だったのに、最後にひとつだけ第一志望に合格するとは‥(後になって補欠の繰上げがひとつ出ましたが)。受験生諸君!最後の最後まで諦めてはいけませんぞー。あ、ちなみに年初にひいた「おみくじ」(願事)にはこんなことが書いてあったそうです。

2011年03月26日 (土)
■ 銀行システム

みずほ銀障害復旧(2011年3月26日 読売新聞朝より)RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/90

放射性物質の放出が止まりません。福島第一原発の放水口付近で 25 日に採取した海水から規制値の 1250 倍にあたる放射性ヨウ素 131 が検出されと発表されたり、3 号機で復旧に当たっていた作業員が被曝した問題で東電側が水に対する危険性を作業員に伝えていなかった等のニュースが伝えられましたが、現地での混乱が心配されます。1 日も早く(放射性物質の放出を止めるという意味で)原子炉を制御できるようになって欲しいものです。都度、「この量なら特に問題はない」との専門家の見方が流されていますが、最終的に放出された放射性物質の総量がどれくらいになるのか‥ということも大きな問題なのですから。

そんな感じで福島第一原発は連日目が離せない状態になっているわけですが、地震と原発のニュースに隠されてしまい、直接関係のない人々の目が向いてなかった大きな問題が、ひとまず収束した模様です。それが、今日の写真にある「みずほ銀システム障害」です。私は、みずほ銀の口座を持っていないもので、実際に困ったことがあったわけではないのですが、メガバンクのひとつなのですから多くの方が困ったことだと思います。この問題は、地震発生 3 日後にあたる 14 日の夜間業務(銀行システムは夜中に振込み等の処理をオフラインで実行する形態が一般的です)が所定時間内に終了しなかったことがシステム障害のきっかけであったことが、みずほ銀自身によって発表されていました。発表資料の中にも書いてあるとおり、「特定の支店にて多くの取引が集中」したことが問題だったということなのですが、それが一体何なのかは「原因は調査中」と、言及を避けてきたわけです。

外野は早い時点から、義援金の振込み先に指定された口座との関係を疑っていたわけですが、昨日の記者会見の段階になって初めて西堀頭取が「義援金振込みと関係があった」ことを認めたそうです。それほど震災地域への支援を「まずは金銭面で」と考えた人が多かったということの証明は素直に喜びたいところですが、他の大手行では発生していないだけに、みずほ銀関係者にとっては頭の痛い問題でしょう。しかし、みずほ銀自身は義援金振込みとの関係があることを最初から分かっていたはずなのに、それを隠していた意図がよく分かりません。今後、システム障害の拡大に至った原因や抜本対策などについては、専門誌あたりで論じられることになると思いますが、真の顧客であるシステム利用者に対し、早い段階で分かりやすい情報を提供しない限り、顧客の減少は避けられないものと思います。というのも、電気と同様に銀行システムも「使えないことのインパクトが大きい」ものとして、生活の中に組み込まれているからです。

2011年03月25日 (金)
■ いつの間に‥

さくらの蕾が目立ってきたRICOH GX200 24mm ISO64 F9.1 1/153 EV-0.3

今日はちょいと用事があって仕事は休み‥。なのだけど、外出中にカミさんのモバイル Wi-Fi ルータ(PWR-100F)を借りて会社のシステムに接続してみたら‥うわっ、便利!やってることが仕事っていうのもどうかと思うけど、今後の仕事のあり方として、これはアリだと思うのです。でも、現実問題として IT 業界では「PC 紛失は即解雇」的な流れにどんどんなってきていますので、PC を外に持ち歩くのがどんどんリスキーになってきている‥仕事の効率は低下する方向にしか向いていないのです。これを解決するのも IT 業界の役目じゃないかと思うのですが‥。ま、制約のあるなかでどれだけやって行けるのかを考えるために人間の知恵はあるわけで、できる中で考えるしかないのですけどね。

今日で地震から二週間が経ちました。二週間では現地の状況は何も変わっていないのかもしれませんが、少しずつでも立ち直って行けるように、それぞれができることをやればいいと思います。ですが、忘れてはいけないのは、地震の前の状態には戻れないということです。震災で亡くなった方が蘇るわけはありませんし、町並みが昔と同じに戻るわけはない。それに‥私は専門家ではないので分かりませんけれども、福島第一原発の周囲はかなりの広範囲に渡って人の住めない土地になったと思います。残念なことではありますが、そこに住むということは、今後ずっと放射線を浴び続けて生活することになるからです。それがどれくらいの範囲になるのかは分かりませんが、普通に考えれば SPEEDI の予測した形状に似た感じになるでしょう‥予測があっていればですが。もちろん、居住に適さない放射線量がいくつなのかということがありますから、その範囲については私にはまったく分かりません。

地震から二週間が経過して、まだ時々余震はあったりするものの、横浜あたりでは徐々に普通の生活に戻ってきているのでしょうか。何が「普通」なのかは難しいところですが、大切なのは「今の状況を認識してどう対処するか」を考えることであって、過去を振り返ることではないと思います。ま、反省の意味で過去を振り返る必要はありますけれども‥。そんなこんなで、この二週間は私にとっても「あっという間」でした。何でもかんでも「あっという間」なので、今回が特別に早いというわけではないのですが‥。色々なことが気になって、時の経つのも忘れてた‥が、「あっという間」と感じる原因のひとつでしょう。だから、ちょっと見るのを忘れていたスキに桜の蕾も色づき始めたわけでして(写真は 23 日のもの)、見た瞬間に「あら?いつの間に‥」と思ったものです。もうすぐ 4 月なんですね。

2011年03月24日 (木)
■ SLOWLI

SPEEDI の予測が公開される(2011年3月24日 読売新聞朝刊より)RICOH GX200 24mm ISO77 F2.5 1/133 EV-0.3

後になって考えてみれば、「こういうものがあるのが当たり前だろう?」ということは容易に想像がつくわけですが、事態の進展に固唾を呑むくらいのことしかできない市民にとっては、「もっと早くに出してくれれば」という思いが強かったのではないでしょうか。専門家の間では、なかなか公表されないことに不満の声が噴出していたそうなのですが、政府の原子力安全委員会は昨日になってようやく SPEEDI の結果を公表したというニュースが今日の一面トップでした。そもそもこの SPEEDI というのは、文部科学省原子力安全課が提供する防災環境Nネットのページによれば、「緊急時迅速放射能影響予測ネットワークシステム」のことで、System for Prediction of Environmental Emergency Dose Information の頭文字をとって SPEEDI(スピーディ)と呼ばれているようです。

原子力発電所から放射性物質が外部に漏れ出してしまった場合、放射線の強度(≒放射性物質の量)が場所によってかなり異なるということは当初から言われていました。そうは言っても放射性物質を一番持っているのは原発自身ですし、原発を中心とした同心円で「×× km 以内は‥」と考えるのは目安としてはいいと思うのです。しかし、SPEEDI から出てきたデータはどうだったでしょうか?写真だとちょっと分かりにくいので、政府の発表資料そのものを見るといいと思うのですが、「いびつな X 字形」とでも表現したらいいのでしょうか‥同心円とは程遠い形状です。これを見ると、原発の北西方向(写真で言えば左上)に約 40km ほど離れた福島県飯舘村の土壌 1kg あたりから、放射性ヨウ素 131 が 1,170,000 Bq(ベクレル)、放射性セシウム 137 が 163,000 Bq 検出されたという情報にも納得が行きます。

SPEEDI の 2 文字目の E は、Emergency の E です。Emergency は緊急の意味。「即座に対応しなければならないこと」という名前がついているのに、地震発生から 12 日も経過してから初めて出てくるというのはどういうことなのでしょうか?一応、言い訳を聞いてみると「地震に伴う停電や計器の故障によって、計算の前提になる放射性物質の放出量を特定できなかった」ということのようですが、実際には放出量を仮定した上での計算も実施していたそうで、問題はむしろ後者を公表しなかったことにある‥と、私は思います。

  1. 前提条件としての仮定‥計測機器からの正確なデータが得られていない
  2. 現時点で最も可能性のあるシナリオ‥補足的に得られる情報から推測できること
  3. 考えられる今後の予測‥よい方向と悪い方向の想定と今後の方向の見込み
こういうことを含めて説明すればいいわけで、「突っ込みどころのないキレイなものを出せ!」ということではないと思うのです。計算のためのデータが取得できない状況にあるなら、それを含めて説明すればいいのに‥と、思うのは私だけでしょうか。実際にはもっと複合的なものでしょうが、おそらく大きな問題は二点です。

ひとつは、「誤った情報の公開を恐れすぎている」こと。シミュレーションは科学的にやっているのだから、今得られる情報から分かったこととして淡々と公開すべきだと思います。情報の公開がパニックを生むのではなく、情報を隠しているという疑いがパニックを生むと思うのです‥。もうひとつは、「マスコミの取材のあり方」です。これは時々言われていることですが、会見される側が弱い立場にある記者会見になると、どうしてそこまで叩くの?という疑問を持つことはないでしょうか。会社は組織を守ろうという方向に働くのが当たり前なので、情報を隠す方向に動くのはある意味自然な動作です。叩けば叩くほど情報の公開を渋る方向になると思うので、マスコミは自分たちが本来やるべき仕事を「やりにくくしているだけ」に見えます。

いずれにしろ、1979 年のスリーマイル島原発事故を踏まえて開発の始まった SPEEDI は、その真価を最も発揮すべきときに役に立たなかったという汚点を残してしまったわけです。SPEEDI という名称は、もちろん speedy(速い、迅速な)を掛けていると思いますが、名付け親の願いとは逆の slowly(遅い、ゆっくりな)な結果しか出せなかった‥かわいそうですが、名前も今日から SLOWLI に改名ですね。システムはコンピューターだけで出来ているわけではなく、人間の運用も込みで初めて完成します。特に SPEEDI については、情報公開のあり方も含めての「運用」だと思うのですが、一番最後の肝心なところが未完成だった‥ということなのでしょうか。それにしても残念な結果になりました。ちなみに、SPEEDI は現在も改良を加えているそうで、2010 年度予算として 7 億 8000 万円が計上されていた‥ということです。

2011年03月23日 (水)
■ 自転車社会の到来

地震で自転車人気?(2011年3月23日 読売新聞朝刊)RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/203

4 日前に書いた放射線量測定の話ですが、10 分間隔とほぼリアルタイムで情報が更新されているサイトがありました。神奈川県安全防災局危機管理対策課が公開しているページで、神奈川県内の原子力関連施設周辺の放射線量を測定・公開しているサイトだそうです。県内の原子力関連施設?と、思って調べてみたところ、川崎の浮島に東芝が保有している原子炉があるそうな。もちろん、実験用の小規模なものでしょうが、こんな近くにも原子炉があるのですね。いたずらに怖がったりしてはいけませんが、そうは言っても知っておくことは大事。このサイトとはしばらくオトモダチになっておいたほうがよさそうです。ところで、各地のこの手のデータを使って、Google Maps とマッシュアップしてくれる人はいないかしら。私じゃスキル不足なんで。

さて、今日のニュースでは放射性物質やら放射線の話題で持ちきりといった感じでした。そりゃ、心配要らない安心だ!なんてことまでは言えませんけれども、既に出てしまっているものはアレコレ言っても始まりません。原発に近いエリアのことも含めて、今後どうして行くのか‥を考えるチームは既に始動してくれているのですよね。原子力のことはとりあえず専門家の方々にお願いするしかないので、私を含めたそれ以外の一般の人々は、これから先どうやって省電力・省エネルギー社会を実現するかを考えましょう。まず、計画停電なり何なりは今後も続くでしょうから、電車の運行本数が全体的に減ることになると思います。そうすると、朝晩の‥特に朝の出勤は慢性的な混雑が続くことが予想されますよね。それがいつまで続くのかは分かりませんが、数ヶ月で収まるようなものではないと思います。

そこで、電車や自動車に代わる足としての自転車が注目されている‥と、いう記事が今朝の読売新聞朝刊に載っていました。何でも地震当日の 11 日に都内の家電量販店で自転車が売り切れたのだとか‥。そうです、首都圏のみなさん!今回の地震をきっかけにして、日本が自転車先進国に生まれ変わるチャンスがやってきたのです。自転車に乗って、遠くまで行きましょう!と、今まで自転車と共に生活してきた我々は「ついに自転車社会が来たか」と感慨深いわけですが、喜んでばかりもいられません。写真の左下にもあるように、自転車活用推進研究会の小林事務局長は「交通事故の増加」を憂慮しているとのこと。そう‥自転車が、ただでさえ狭い歩道に溢れては意味がないわけで、車道通行に”戻らねば”なりません。これを推進するためにも、例えば三車線ある道路は一車線を自動車専用レーンにするなど、行政の弾力あるスピーディな対応が望まれます。

2011年03月22日 (火)
■ エスカレーターは凶器

グリーンライン入場規制(センター北)RICOH GX200 24mm ISO77 F2.9 1/30 EV-0.3

今日は寒い一日でした。被災地でも天候が悪いと思うと、やるせない気持ちになります‥まぁ、それでも暑いよりはまだマシだと思うのですが、辛いことに変わりはありません。さて、今日は地震発生から二週間目の週明けです。先週は、水曜、木曜だけ電車に乗ったので、月曜、火曜の状況がどうだったのか分からないのですが、今週から通常どおりの勤務体系に戻った‥という感じの人が多かったのではないでしょうか。というのは、私の会社も先週に比べると人が多かったように感じたのと、今朝乗った市営地下鉄がとても混雑していたからなのです。写真は今朝の 8 時半頃のセンター北駅なのですが、グリーンラインのホームに降りる人を規制している光景です。この時間でこれですから、7 時半前後はもっと大変だったのでは‥と、想像します。

で、ブルーラインのほうは特に規制されるでもなく、いつもと同じようにホームに下りたのですが、やはり同じ時間の平常時に比べると人が結構多めでした。と、ここで気がついたのは、休日ダイヤで運行しているということだったのです。数えて比べたことはないのですが、そりゃあ平日ダイヤと休日ダイヤでは通勤時間帯の運行本数が圧倒的に違うのでしょう。で、いつもよりやや多い人の乗る電車にセンター北で人がどっと加わり、中川でさらに人が加わった結果、市営地下鉄でこの混雑は珍しいな‥という程度の混み方になりました。終点のあざみ野で下車した人が、なかなか進んでいかないという感じの混み方です。で、エスカレーターで改札口に行ったところでタマげました‥。改札を出ようとする人で異様にごった返していたのです。

どうやら、田園都市線との連絡口の階段あたりで人の流れを規制しているようなのですが、とにかくなかなか人が改札を出ていかない。そんなところへ後続の電車が到着して、さらに別の人々がエスカレーターで続々と送り込まれてくるではありませんか。「これってとてもヤバイ!」とっさにそう思ったのですが、騒いだりしたら余計に危ないので、改札を出る人の流れにうまく乗って、改札を出たところで駅員に言いました。「エスカレーターを止めたほうがいい。混雑しているところへさらに人をどんどん送り込んできて、非常に危険だと思う。」駅員の人も色々な対応に追われていて大変そうでしたが、エスカレーターはスグに止めてもらえたと思います。大混雑の場合のエスカレーターってとても危険なので、明日以降はちゃんと止まっていることを期待しましょう。

2011年03月21日 (月)
■ ティーライトキャンドル

ランタンでロウソクRICOH GX200 24mm ISO154 F2.5 1/16 EV-0.3

この三連休は計画停電無しで済んだようですね。明日からはまた順番に停電が始まるようですけれども、推測するに意外と多くの地域が「計画停電対象外地域」になっているのではないでしょうか。何を隠そう‥って、隠す意図はこれっぽっちも無いのですが、わが家のエリアも実は計画停電の対象外地域になっているようで、計画停電が始まってからまだ一度も停電していません。おそらく、わが家と同じエリア内に「出来る限り電気を供給し続けたい設備」があるからだと推測するのですが、それが何なのかはよく分からないところです。何となく「アレかも‥」と思う建造物はあるのですけれども‥。

そんなわけで、若干申し訳なく思うのですが、今のところは電気が来なくて困った‥という状況にはなっていません。いつ停電しても困らないように、ランタンやらロウソクやらの用意はしてあるのですが、今のところはまだ活躍の場が無いと言いましょうか‥。とはいえ、電気は節約したほうがいいに決まっていますので、全体的に電力の供給が減っている今現在では、できる限り最低限の電気を使って過ごしている次第‥。まぁ、もともと点けっぱなしの電気がないように、使ってない電気は消しまくっているわが家ですので、地震の前後で何かが変わっているという感じでもないのですが‥。

でも、いつも以上に電気を使わないようにしようということで、暗くなってもしばらくの間は電気を点けずにいたり‥なんてこともしています。そんなときに‥少しでも我慢できるようにと、ティーライトキャンドルを使うタイプのランタンを使ってみたりしています。でも、電気に比べるとさすがに暗いので、せめて 4 ~ 5 個くらいは用意しておいたほうがいいのかしら。それくらいあれば、ダイニングに限っての話ですけれど、電気がなくても我慢できるくらいの明るさになるかもしれませんし。あと、ティーライトキャンドルは、IKEA で買ってきたものを使っているのですが、ロウを全部使い切る前に芯がダメになってしまうのがちょっと残念です。

2011年03月20日 (日)
■ ストック

CB 缶用 snow peak ランタンRICOH GX200 24mm ISO154 F2.9 1/10 EV-0.3

震災によって生活物資が不足するのではないかとの不安から、首都圏では買い占めが起きているといいます。政府も「あまりに酷い場合には法的措置もやむをえない」といったことを言っていたかと思います。昨日、連休の食料を調達しにセンター北に行ったのですが、いくつかの商品は確かに品薄状態になっており、商品陳列棚がガラガラというものもありました。ネットなどの情報でも見ていましたが、トイレットペーパーやカップラーメンなどは、ふだんに比べると確かに品薄になっているようです。食料品でも生産地の問題からか、一部の特定商品だけが全く無い‥といった状態になっていたりもするようです。

節電を目的として、消しても特に不都合のない照明が落とされたりしているので、何となく寂しい感じもしましたけど、それでも何も困ったりしませんよね。ちょっと品薄になってる商品はあるかもしれないけど、無いなら無いでまだまだ何とかやって行けますよね、きっと‥。中にはそういう例もあるのかもしれませんけど、そもそも「買い占め」と呼べるほどにみんなが買っているわけではなくて、「ちょっと不安だからいつもよりひとつ多めに‥」という気持ちの総体が、全体的に物資が不足しているように見えてしまっているのだと思います。だから、買い占めを止めて欲しいというよりは、買い控えをお願いしたい‥というほうが正しそう。

で、こういうときになるべく当事者にならないよう、ふだんから家にある程度のストックを持つようにしています。もちろん、その分を使い果たしてしまえば、買わなければならないのですが、しばらくの間は大丈夫という安心感は大きいです。急いで買出しに走った人は、間違いなくこの安心感を得たかったのだと思うのですよね。だから、私は一概に「買うな」などとは言えません。ただ、ふだんから少しだけ「こういう時のこと」を考えてストックを持つようにしておくといいと思うのです。十分にモノが行き渡っているときであれば、ちょっと多めに買ったところで「買い占めだ!」などと言われないで済みますし、悪影響もありませんので。

2011年03月19日 (土)
■ 放射線量測定データ

RICOH GX200 24mm ISO64 F2.9 1/79 EV-0.3

福島第一原発の事故に対して、国際原子力事象評価尺度が現時点の暫定的な値としてレベル 5 になったというニュースを見ました。つまり、スリーマイル島の事故と同レベルになったというわけですが、個人的にはスリーマイル島の事故を上回っているように思います。スリーマイルではメルトダウンが起きてしまったそうですが、少なくとも外観は何ともないように(TV 映像の記憶があります)見えていました。一方、福島第一原発の外観はメチャクチャです。原発が本来持っている安全対策が機能できていないから、現在のような状況になっているわけで、経済産業省原子力安全・保安院が昨日になってレベル 5 の暫定評価を下したというのは遅きに失した感が拭えません。「まだ大丈夫だ!」と思いたい、思わせたいから過小評価している‥なんてことは無いと信じますが、事実を冷静に分析した上での判断ができていないのでは‥という不信感を持ってしまいます。

日本人の私にしてこうですから、さらに情報に乏しい海外であれば、「日本政府の言っていることは信用できない」と思ってしまうのも致し方ない感じです。被災地での冷静な行動に対して、海外からは非常に高い評価が上がっているので、日本政府のだらしなさが余計に強調されてしまっているように思います。その一例が、日本政府が避難指示を出している原発からの距離と、海外の各国が自国民向けに出している避難勧告の距離の乖離でしょう。一方は強制力を持つ「指示」であり、他方は強制力を持たない「勧告」ですから、数字だけを単純に比較できるものではありませんが、この差は日本国内にも不安と不信感を与えたというのが実際のところだと思います。また、米軍は無人偵察機のグローバルホークに原発の被害状況を撮影させているようで、その映像は日本政府に入っているとのことなのですが公開無し‥。仮に「外交カードとして残しておきたかった」という思いが尖閣諸島問題のビデオにあったとしても、そういった外交問題とは一切関係ないであろう今回の原発問題は、その被害映像を公開してもいいのでは‥。

放射線、放射能という「目に見えないもの」を相手にしなくてはいけないので、目に見えないものが実は存在するという恐怖心を煽ってしまうのだと思います。だからこそ、必要な情報を事実は事実として、誇張や矮小化することなく公開していただきたいと思います。ただ、今のところは「ここを見ておけば大丈夫」といったものは無さそうなので、まずは気象関係の情報を公開しているサイトで風向や降雨などの情報に注意しておく必要があると思います。あと、今回の件で私もその存在を知ったのですが、放射線量の測定データを公開しているサイトがあったりしますので、自分の行動範囲に近いエリアの測定データを監視するのもよさそうです。横浜市では、磯子区の滝頭でγ線の測定を昭和 58 年から継続しているそうで、現在は毎時ごとのデータを 3 時間毎の更新ペースで公開しています(横浜市内における放射線量の測定状況について)。また、川崎市では、今回の原発事故を受けて測定を開始し、そのデータを公開しています(市内の放射線量の測定状況について)。都筑区の場合だと、川崎のほうが近くて使えるデータかと思うのですが、更新頻度がどれくらいなのかがちょっと分かりません。

2011年03月18日 (金)
■ 燃料はゴハン!

通勤途中の恩田川沿いにてRICOH GX200 24mm ISO64 F7.2 1/203 EV-0.3

地震が起きてから一週間が経ちました。今週、月、火は自宅で仕事。水、木は電車で出勤でしたが、昨日の夜に起きるかもしれないと言われていた大規模停電が本当に起きてしまうと、それこそ帰宅難民になってしまう(って、せいぜい 4 時間も歩けば着きますけど)ので、今日は一週間ぶりに自転車で会社に行きました。福島第一原発は相変わらず予断を許さない状況ですし、歩いて 4 時間外にいるよりは自転車で 1 時間のほうがはるかにマシかも。と、いうわけではなくて、単に自転車に乗ったほうがキモチいいからなのですが。でも、あらためて徒歩と比べてみると「自転車ってスゴイ!」って思いますね。遠くまで素早く簡単に行けますから。最近はだいぶ増えてきましたけど、自転車の本当の力を評価できない人がまだまだ多いと思います。

それにしてもガソリンやら灯油やらの燃料類が急に買えなくなったそうですね。被災地に優先的に供給するということなのでしょうけど、この辺りのスタンドは閉まっているところばかりが目につきます。わずかに売られるらしいガソリンを求めて、開店前のスタンドに長蛇の列が出来ている光景も今朝見ましたし‥。で、アイドリングしたまま待ってる‥なんだかな~。もちろん、自動車が必要な人まで使うななどと言いませんが、電車などで代替できる人は代替すればいいんですよ。ホンの少し不便になった気がするかもしれないけど、ホラ、自動車じゃなくてもできるでしょ?それに気づいた人が増えた‥ということではなく、ガソリンが自由に入れられないことに不安を感じている人が多いからだと思いますが、今日の帰りなんて自動車が非常に少なかったですからね。こりゃいいわ!都市部の人間は、自動車に頼らない生活をするいいキッカケですよ。

自動車に頼らない生活‥是非とも自転車に頼ってみてください。ガソリンスタンドが閉まっていようとも、大規模停電が発生しちゃって電車が止まってしまおうとも、自転車には痛くも痒くもないのです。何たって自転車が走るための燃料は、あなた自身なのですから。いや‥あなた自身も食料という燃料無しでは止まってしまいますから、「自転車の燃料はゴハンなのだ」ということにしておきましょう。ということで、これは「震災をキッカケにして自転車を見直そう!」という話なのですが、自転車の威力を本当に享受しようとするならば、ホームセンターあたりで売っている激安自転車には絶対に手を出さないでください。あれに乗ってしまうと「やっぱり自転車は駄目」と思ってしまいますから。最初は自転車に 6 万も 7 万も出せるか!って思うかもしれませんけど、自転車の良さを確実に味わうためには、その程度の自転車は買っておきたいところですね。間違いなく世界が変わります。

2011年03月17日 (木)
■ 野球界大丈夫?

原発危機的状況続く(2011年3月17日 読売新聞朝刊より)RICOH GX200 24mm ISO64 F9.2 1/410 EV-0.3

夜更かしすると電気の無駄遣いになるから‥ということではないのですが、地震発生以降、比較的早く寝ています。寒くて寝られないという被災地の方々には何とも申し訳ない気持ちにもなりますが、仕事をしっかりやることが直接被災していない地域の人間の義務だと思う(って、いつもしっかりやってますけど~)ので。それにしても、twitter では「枝野寝ろ」という類のハッシュタグも多数登場しているそうですが、出ずっぱりの枝野官房長官は大丈夫ですかね‥。あまりの出ずっぱりぶりに、イタリアでは枝野総理大臣ということになっているのだとか‥(ホンモノは何してんの?)。一昨日も書きましたけど、1,2 日で済む短期決戦じゃないのだから、しっかりと職務を遂行するために、休養もしっかり取っていただかないと。

テレビを見ないわが家ですが、ここ数日はさすがに朝起きて最初にやることが NHK の TV を見ることです。そして、姫を散歩させてから新聞を読むこと‥新聞は前から読んでますが、ここ数日は特にじっくり読んでます。どちらも世界中から注目されている原発の情報を得るため‥ですが、これら TV と新聞に加えてネットの情報も欠かせません。福島第一原発では次々と悪い事態が起きていますが、状況はなかなか好転しないままに時間ばかりが過ぎていく感じがしてもどかしいです。今日は直接放水を試みるというので期待しましたが、朝刊に載っていた警視庁の高圧放水車という写真を見て「これじゃダメじゃん」と直感しました。やはり届きもしなかったそうで‥。一方、自衛隊のヘリコプターと、航空機事故などの火災に対応できる放水車で、少しは水を追加できたようでもありますが、効果のほどはまだよく分かりません。とにかく少しでも事態が好転しますように‥。

また、今日は大規模停電の恐れがあったそうですが、節電によって薄氷を踏む感じで何とか回避できたのだとか。産業界からは、輪番制ではなく総量規制にシフトしろという声が上がっているそうですが、その方法は取れないものでしょうか。店舗の広告なんかも煌々としているところがたくさんありますし、減らせるものはまだあると思うのですよね。自動車向けの街灯なんかも半分程度に間引ければいいんだろうけど、スイッチひとつで‥というわけにも行かないので難しいのでしょうか。それにしても、どこぞの KY ジイさんがプロ野球セ・リーグ開幕を 25 日に強行させるとか言ってるそうですけど、まさかナイトゲームじゃないですよね?(って、その「まさか」だそうですが)総量に占める割合がたとえ低いとしても、ナイトゲームなんてやったら総スカンを食らうと思うのだけど‥。呆れるを通り越して言葉になりません。

2011年03月16日 (水)
■ ラジオ

Yamazaki 三相ダイナモキューブラジオRICOH GX200 24mm ISO135 F2.5 1/30 EV-0.3

今日は、地震発生後に初めて会社に行きました。原発のことがありますので、自転車でタラタラ走っているのは嫌だと思ったのか、カミさんが「会社に行くなら電車のほうがいいのでは?」と言います。何かがあれば却って帰宅難民になってしまうような気もするのですが、今日は電車で行くことにしました。田園都市線は各駅停車のみの運行でしたが、それ以外はふだんとの違いを感じずに会社へ‥。昨日、一昨日は自宅勤務の人が多かったこともあり(私もそう)、今日は久しぶりに顔を合わせた感じで何となくホッとしました。緊急時の対応方法なんかを再確認して、ふだんの業務へ‥やっていることはいつもと変わりないのですが、就業時間内にやや大き目の地震もあったりして、何となくいつもとは緊張感が違う感じでしたね。

月曜日から始まった計画停電‥当初はかなりバタバタしましたけれども、だんだんとよい方向に向いているのではないでしょうか。被災地(避難所)は停電の対象にしないなど、ちょっと考えれば当たり前のことさえも、最初はうまく行ってなかった感じですが、運用も少しずつスムーズになっているようで嬉しい限りです。昼夜を問わずに社会基盤の維持に尽くしてくれている東電のスタッフには「しっかり休んで頑張って!」‥思わずそう言わずにはいられません‥。しかし、そうかと思えば、今日の読売新聞朝刊の原発問題の話‥どこぞの日本人大学教授 2 人と、米国の核問題の専門家 1 人の意見が載ってましたけど、日本人 2 人の話の酷いこと‥読売新聞を購読されている方、読みました?自分は安全なところにいるくせに、それを忘れて好き勝手に批判ばっかりするな!って。どれだけ現場が頑張っているのか、感謝の一言くらいないのかよ‥と。それに比べると、現場への感謝を忘れていない米国の専門家の意見が素晴らしく見えます。同じ日本人としてホントに情けない思いです。

さて、計画停電の区域に入って電気が遮断されたらどうするか。じっと耐えて過ごすのも日本人っぽいかもしれませんが、やはり情報の収集につとめたいところです。というわけで、こういう災害時に大活躍をするのがラジオです。写真は、下の娘が中学校の技術・家庭の授業で作ったらしいラジオですが、中学校以上のお子さんがいらっしゃるご家庭では、似たようなものがあるかもしれませんよ。このラジオの素晴らしいところは、発電機が内蔵されていて電池ナシでもラジオくらいは聞けるところにあります。それ以外にも携帯の充電に利用できる USB ポートなんかもあって、今時の使えるラジオなのです。ただ、実際に使用してみたところ、いくつかあるスイッチのそれぞれに記載してある動作と実際の動作が微妙に一致しません‥。ということは、俗に言う「配線ミス」というやつでしょうか?ま、うちの娘っぽい‥と言ってしまえばそれまでなんですけども‥。

2011年03月15日 (火)
■ 怒鳴ったところで‥

福島第一原発で放射能漏れ(2011年3月15日 読売新聞夕刊より)RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/36

毎日、毎日‥原発がらみの話で恐縮ですが、東北地方や関東地方に住む者にとって重大な問題ですし、これほどまでに世界中の人々の注目を集めている問題もありませんので、話題にしないわけにはいきません‥。昨日までの福島第一原発は、水素爆発によって 1 号機と 3 号機の原子炉建屋が吹き飛ばされたことに日本中が度肝を抜かれました。そして今日に入ってからは、2 号機の圧力制御室(サプレッション・プール)に何らかの損傷が発生、その後、定期検査で運転停止中の 4 号機の原子炉建屋内で火災が発生と、息つく暇もなく次々と重大な問題が起きています。まるで作り話のような急展開です。

どちらも大きな問題ではありますが、昨日までとの違いは桁違いに強い放射能が外部に出てしまったということではないでしょうか。原子力発電所の事故や故障などの標準化を行うことを目的として、国際原子力事象評価尺度(INES:International Nuclear Event Scale)というものが定められているそうですが、福島第一原発の場合には 1979 年に米国で起きたスリーマイル島原子力発電所事故のレベル 5 を上回るのは間違いない感じになってきました。チェルノブイリのレベル 7 には行かないでくれ‥と、祈るだけの状況になってきたのは困ったことではありますが、こればかりはもう我々には何ともできない。できるだけ鮮度と確度の高い情報を得る努力をするくらいしかないのです。

地震発生後から連続して、現場では極度の緊張を強いられているはずですし、作業に当たられている方々の疲労度合いが非常に心配です。あまりにも疲労が蓄積してしまうと、ふだんは何気ない簡単なことでさえも、判断ミスなどをしてしまうのは誰にも経験があるはず。東電は、担当者・作業員の疲労を取り除く努力ができているのでしょうか‥それが非常に気になります。失敗の許されない事象に対して、頼りない対応が続くのは確かに非常に困るわけですが、それを怒鳴りつけるだけの首相もいただけません。困難に立ち向かうのは、根性だけでは何にもならない‥ましてや怒鳴ってビビらせてどうするの?各人の持てる力を余すことなく発揮できるようにするにはどうすべきか‥そういうことを考える人はいないのでしょうか。

2011年03月14日 (月)
■ 停電

東京電力が計画停電実施RICOH GX200 24mm ISO64 F7.2 1/440 EV-0.3

私が子供の頃には、大きな台風が来れば停電する‥なんてことが一年のうちで一度くらいあっても不思議ではなかったかもしれませんね。それが例えば送電線や変電設備の故障によるものなのか、故障した場合の副次的な影響をを加味して計画的に止めていたものなのか、それは定かではありません。しかし、その頃から 40 年くらい経過してみれば‥電気は止まらないのがあたりまえ、コンセントを差し込めば使えてあたりまえ‥そんなことは決してないのに、日本人は電気あっての生活にどれだけ慣れ切って堕落してしまったのか。あるはずのものが無いことの不便を痛感させられる事態になりました。

福島第一原発は、一号機から三号機までは廃炉になるかもしれません。少なくとも、しばらくの間は慢性的に電気が不足する事態になってしまいました。確かに、東京電力の後手後手の対応は褒められたものではありませんが、それを非難することが何になるのでしょうか。「動かないとは聞いてないぞ!」‥そう言って鉄道の駅員に詰め寄ったところで何になるというのでしょうか。電気が無くて困っているのは、今のところは大した問題もなく元気に過ごせている我々ではないのです。被災した地域の方々がどれだけ困っているのか、病院に入院している方々がどれだけ困っているのか。我々にできることは、できるだけ電気を使わないこと。私もこれだけ書いたら PC は落とすことにします。

それにしても残念なのは、日本は西日本地域と東日本地域で交流電気の周波数が違うことが原因で、60 ヘルツ地域と 50 ヘルツ地域の相互供給に大きな支障があること‥。この違いがなければ、西日本地域の電力会社からももう少し供給を受けることができて、輪番停電なるものも最小限に出来たかもしれないのに‥。それこそ私が子供の頃は、電気製品も 50 ヘルツ地域向けと 60 ヘルツ地域向けがあって、転勤の際には「買い換えないとダメ」なんて話も聞いたことがあります。でも、今はそんなことは、ごく一部の電気製品を除いては存在しないのですよね?コンセントのこっち側の電気製品は 50 でも 60 でもいいのに、コンセントのあっち側の融通が利かないなんて‥何とも残念な話なのです。

2011年03月13日 (日)
■ 決断

地震の状況を伝える新聞RICOH GX200 24mm ISO64 F3.6 1/90 EV-0.3

残念なことに、最悪の事態が着々と進行している感を拭えません。孤立されている方々の救助がなかなか進まないことも焦燥感がつのりますが、福島第一原発の問題も「ちょっと待っててね」と言って済むようなものでなく、緊急かつ慎重な対応が求められています。原子力発電は、人間にとって有害な放射能を扱う施設なので、安全に対する対策が何重にも施されているわけですが、その何重にもあるはずの安全対策が、ひとつずつ潰されて行っているような感じです‥。

その安全対策のひとつとして、原子炉には原子炉特有の ECCS(Emergency Core Cooling System)という仕組みがあります。ECCS は、"Emergency" とあるとおり、緊急時の安全対策ですが、この ECCS を作動させるための電源を確保する非常電源装置が故障して ECCS が作動しなくなった‥という問題が発生したようです。つまり、「頼みの綱」が切られてしまったわけで、緊急時の安全対策が役立たずになってしまったのです。ECCS の役割については、素人レベルの知識ではありますが、一応知っているつもりなので、ECCS 故障のニュースを聞いたときには「大変な事態になった」と感じました。

その後の対応であるとか、事実の発生順序がどうだったのかとか、今後明らかになって行くとは思います。とりあえず、今分かっていることは、福島第一原発一号機の原子炉建屋が水素爆発で破壊されたこと、格納容器そのものは損傷を免れていること、炉内にホウ酸と海水の注入を始めたこと‥くらいです。海水で冷却するということは、専門家によると「廃炉覚悟の最終手段」であるとのことですが、余震も続いてますし、まだまだ予断を許さない状況が続いているわけです。ECCS の故障が分かった時点で決断できなかったものなのか‥。たった今、枝野官房長官が発表していますが、三号機も非常に深刻な状況のようです。とにかく素早い決断が望まれます。

2011年03月12日 (土)
■ さすがに横倒しは‥

TIGER ステンレス製 真空マグボトル SAHARA mug 500mlRICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/28 EV-0.3

自転車通勤の際には、自転車通勤用の服を着ています。冬の時期でも多少は汗をかくので、そのままで仕事をするのは不快ですからね。真冬の間以外は汗の量も多いので、不快どころのハナシではなくなるのですが‥。つまり、着替えを持っていかねばなりません。それと、通勤途中に補給する水分を入れておくアルミボトルにコーヒーを入れておくステンレス魔法瓶。その他にも、若干の工具であるとかカメラだとか‥学校が始まれば、お弁当も荷物になりますし、ノート PC を持ち運ぶこともあります。

これら一式を、TIMBUK2 classic messenger に放り込んで背負っているのですが、全部入れると L サイズがパンパンになる程度の量です。重いときには 10kg を超えることもあります。SURLY CrossCheck の乗車姿勢が若干の前傾姿勢になるのに加え、メッセンジャーバッグはそもそも「背中に乗せる」ものですから、バッグ内に入れたふたつのボトルは、かなり横倒しになった状態のまま家から会社までの 1 時間近くを過ごすことになるわけです。いくら密閉性が高いとはいえ、水分が漏れても仕方のない使い方とも言えます。

コーヒーを入れていたステンレス魔法瓶は、蓋のパッキンの部分がかなりダメになってきていて、今までも少し漏れたりすることもあったのですが、ここ数日、ちょっと我慢の限界を超える漏れになってきました。ということで、ステンレス魔法瓶を新調しました。タイガーのサハラマグ 0.5L です。以前のものよりも見た目はスリムになったのですが容量は変わらずで、なかなかよさげです。これでコーヒー漏れともしばらくサヨナラできますかね。ちなみに、取扱説明書には「漏れるから横倒しはダメよ」ってちゃんと書いてありましたけどね(笑)。

2011年03月11日 (金)
■ 帰宅困難者

家路に着く帰宅困難者の方々exemode SQ30m 39.5mm ISO60 F3.1 1/9

あまりにも酷い被害で、話題にするのも憚られる今日の大地震の話。被災地の方々には掛ける言葉も見つからないほど、現地の惨状は恐ろしいものです。テレビを通じて徐々に明らかになる被害は筆舌に尽くしがたいほど。たった今も同時進行で対応に追われている人々がいると思うと胸が痛みます。とにかく、これだけ距離が離れている自宅近辺でもかなり揺れた模様なのです。「模様」‥というのは、本震発生当時は会社にいたので。自宅よりも会社のほうが、わずかとはいえ震源から遠いので、その分揺れ方は弱かったはず‥。それでも今まで体験したことのない揺れ方だったので、瞬間的に「これは非常にまずい」と感じました。

東北での地震という情報はスグに入ってきたので、カミさんや子供らはたぶん大丈夫だろうと思いましたが、とはいえ連絡が取れないのは心配です。でも、携帯は全く使えず‥。E-mail のほうが情報の通じ方がよかったように思うのですが、同じ携帯でも通信の仕方などが違うのでしょうか。さすがに仕事をする気になれなかったので、仕事を切り上げて会社を出たのが 17 時過ぎくらい‥。電車は全て運転を見合わせているとのことで、自動車の渋滞は結構酷かったです‥。もちろん私は自転車なので、自動車よりもはるかに早く帰宅できたはず。しかし‥イライラするのは分かるけど、スグに止まっちゃうんだから、後ろからクラクションとか浴びせるの止めなさいって‥。246 を渡る頃にはだいぶ暗くなってきたのですが、雰囲気がおかしいと思ったら何と停電‥人気の無い停電地帯を走るのは何とも不気味でしたね。また、信号が点いていないせいで、渋滞に拍車が掛かっている感じでした。

私が帰宅したときには、全員が家に揃っていたのでホッとしましたが、うちのマンションにも若干の被害が出たようで、今までにない揺れだったことが分かります。しかし、わが家にいることが何と心強いことか‥。電車は完全ストップ、道路も大渋滞ということで、非常に多くの方が帰宅困難者となって、都内は大変だったようですね。写真は、渋滞して動かない自動車の横を、家路を急ぐ帰宅困難者の方のテレビ映像です。私もたまたま都内出張だったりしたら、この中の一人だったのか~と思うと、何とも言えません。こういうときに威力を発揮するように BD FROG でも買って持ち歩くかぁ‥なんて思ったら、私の欲しい BD FROG はもう無いのですね。16inch の BD FROG ‥カッコ悪い。旧モデルのほうがちっちゃくて絶対にカッコいい!同じスタイルでまた作って欲しいなぁ‥。

それにしても‥自然の前に人間は無力です。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、災害時に備えておかなければという思いをあらたにしました。

2011年03月10日 (木)
■ 覗きモノ

Kenko 8x20 Classic (左)と SAFARI SA526RE (右)RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/52 EV-0.3

「覗きモノ」が好きです。と、言っても出歯亀趣味があるわけではなく、昨日のガジェット‥ではないですが「覗きモノのガジェット」が単に好き‥というだけです。望遠鏡、双眼鏡、顕微鏡‥いずれも人間の「目で見る」という能力を高めるという機能を持っているわけですが、これらは全て「目に見えない小さいものを大きく見せる」という点で共通しています。望遠鏡も遠くにあって小さく見えるものを大きく見せるもの‥ですからね。つまり、覗きモノフェチは、実は「小さい物フェチ」なのかもしれないと最近は思うわけです。

先日、何かを探す目的でネットをふらふらしているときに、たまたま目に入ったのが「とても懐かしい感じ」のするクラシックな双眼鏡でした。それが左のクロームに輝く双眼鏡なのですが、その名も「Kenko 8x20 Classic」と、古めかしさを売りにしているようです。この双眼鏡‥どうも少し前に製造を止めたっぽく、あとは店舗在庫のみといった感じでした。値段が 3000 円台と「そんなに安くていいの?」な価格だったので、ついついポチッとしてしまいました。最近の双眼鏡はダハプリズムのタイプが主流なようで、ポロプリズムのこういう形はもう出てこないでしょうからね。ま、骨董品風っていうことで(笑)。

Kenko 8x20 Classic の対物レンズ(左)と SAFARI SA526RE の対物レンズ(右)RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/73 EV-0.3

で、それで終わらずに、右の黒いやつまで買ってしまいました。こちらは、TASCO SAFARI SA526RE (10x20) という単眼鏡です。部品的には左の半分に見えますが、値段は 4000 円台とこちらのほうが高価(つーか、左のが安すぎ)。紫外線と赤外線の両方をシャットアウトするために施されたマルチコーティングによって対物レンズが「赤い目」に見えるので、"RED EYE" というニックネーム(?)が付けられています。して、RED EYE の効果のほどは‥う~ん、微妙‥なのですが、とりあえず見た目はカッコイイです。サイズ的にも手のひらにすっぽり収まる小ささなので、何かの時に役立つようにと常にバッグに入れて持ち歩いています。が、通勤の行き帰りで活躍したことはまだ無いんですけどね‥。

2011年03月09日 (水)
■ 人間はガジェットではない

人間はガジェットではない ジャロン・ラニアー著 井口耕二訳(ハヤカワ新書 juice ISBN978-4-15-320016-6RICOH GX200 24mm ISO64 F2.5 1/125 EV-0.3

この本は昨年末に読んだ(って、随分前だな‥)のですが、最近読んだ本の中では非常に面白い本のひとつでしたね。私が「この本、面白そう!」と思うのは、もちろん扱っている題材が面白いかどうかがイチバンなのですが、タイトルが面白いかどうかが重要な位置を占めます。まぁ、タイトルが面白くても、パラパラと中をみてツマラナイ感じがしたら、もちろんそのまま棚に戻してしまいますけど‥。この本も、まずはタイトルに引き寄せられました。「人間はガジェットではない」(原題:"YOU ARE NOT A GADGET : A Manifesto")と、ガジェット好きの私の興味を引くものでした。パラパラと見た中身も面白そう。

何の本かというと、インターネットであるとか、今、大流行のクラウドであるとか、デジタル技術や IT 技術のこれからの行き着く先に対して警鐘を発しているような内容です。最近、米 IBM の創始者である Thomas John Watson, Sr. から名づけられた「ワトソン」がアメリカの人気クイズ番組「ジョパディ」でクイズ王になった‥などというニュースに「コンピュータが人間を超えた!」などと驚嘆している人もいると思いますが、バーチャル・リアリティーの父と呼ばれており、この本の著者でもあるジャロン・ラニアーは、おそらく一笑に付すのではないか‥と、私は思います。そんなことは大したことじゃない‥と。

現代の IT 技術は人間の価値を不当に貶めており、今後の動向はますます悲観的であるとジャロンは話すのですが、この辺りの議論は、私個人も漠然と同じような印象を持っていただけあって、頷けるものがありました。だからといって、どうすればよいのか‥というのは、私には分からないのですが、本書では「こういう方向もあるのでは?」といったヒントっぽいものが与えられます。「考えるのは、あなただ。クラウドではない」という意図を持ってジャロンが書いたかどうかは知りませんが、明確な回答をこの本に求めた人は少々がっかりするかもしれません。でも、私は非常に楽しく読めたし、特に嗅覚と言語の話は非常に興味をそそられました(色々と脱線もある)。読み手を選ぶ本だとは思いますが、非常に面白い本であることは間違いありません。

2011年03月08日 (火)
■ 1000km

通勤途中にてexemode SQ30m 39.5mm ISO60 F3.1 1/628

2011 年の自転車通勤は、非常によいスタートを切りました。自転車通勤が「よい」というのはふたつの意味がありまして、ひとつは改造中の状態のままずっと放置状態になっていた SURLY CrossCheck を正月に完成させ、2011 年の自転車初通勤から乗れていること。そして、もうひとつは年明けから天候が安定しており、自転車通勤を続けられていること‥です。「始めよければ終わりよし」とも言うように、今年の終わりには「よかったな~」と振り返れる可能性が高い。

しかし、天気が安定していたのは 2 月に入って少しだけで、連続ジテツー記録は 19 日で終わってしまいました。19 日分となると、36×19 で 684km の距離になるわけですが、2 月前半までの調子を維持したまま年末まで行くと、自転車通勤だけで 5500km くらいは走れることになります。私は、自転車を平日の移動手段として使っているのですが、休日にも自転車に乗るという趣味の領域は最近ご無沙汰ですので、通勤だけで、できれば 5000km くらいは乗っておきたいと思うのです。

年間 5000km を達成するためには、その年のいかに早いうちに距離を稼いでおくか‥にかかっています。その理由のひとつは、天候が比較的安定した日が多いこと、そしてもうひとつは、年末のほうが飲み会だ何だで自転車に乗れない日が多いこと‥です。なのですが、今年は連続ジテツー記録が途切れた後が悪くて、理由は天候なのですが、なかなか自転車に乗れない日が多かったように思います。今日は今年 26 日目なのですが、今日でまだ 936km です。1000km って意外と遠いですよねぇ。

2011年03月07日 (月)
■ 春の雪‥には長靴

あざみ野駅にてexemode SQ30m 39.5mm ISO60 F3.1 1/17

昨日は暖かかったのに今日は寒い‥だけじゃなくて、何と雪ですよ‥。確かに、横浜あたりでは「そろそろ暖かくなってきたかなぁ~」なんて思った矢先に突然雪が降る‥なんていうことも、今まで結構あったような気がします(例によって、気のせい‥の可能性も高いのですが)。ま、私の記憶はどうでもいいのですが、今日は雪が降っていることに変わりはないわけでして、今週も週の始まりから自転車に乗れずに電車通勤なのでした。

で、家を出る時にカミさんが一声掛けてくれました‥。「今日は長靴履いていったほうがいいんじゃない?」と‥。お!確かにそうかも。横浜あたりで雪が積もったりすると、特に今頃のように暖かくなってきての雪が積もると、まるでシャーベットかと見まがうばかりの状態になりますからね。そんな、べしょべしょの道路を普通の靴で歩いたりしていたら、たちまち靴下まで道路と同じべしょべしょの状態になってしまいますからね。

というわけで、今日は Columbia の BUGASLIP を履いて、もちろん電車通勤なのでした。写真は田園都市線の「あざみの」駅で反対側のホームを見たところ。写真の上半分に雪が降っている感じが見てとれると思いますが、この辺りでは積もっているというほどではありませんでした。しかし、会社の最寄り駅に降りて外に出てみると‥一面がかなり真っ白です。真っ白とはいえ、水分はハンパな量ではなく、今日は長靴で正解という感じでした。

2011年03月06日 (日)
■ 緑道が舗装‥

くさぶえのみちexemode SQ30m 39.5mm ISO60 F3.1 1/313

今日は、麦飯ママ・パパと一緒に散歩。「くさぶえのみち」で、公園整備の工事をやっていたのは知っていたのですが、今日はその工事途中の様子を見て唖然‥。緑道が舗装されている‥しかも、安っぽいアスファルト‥。自動車道路じゃないんだから、アスファルトで覆うのは止めてくださいよ。どうして日本人は「何でもかんでもアスファルトで覆う」のと、「何でもかんでも柵作って分け隔てる」のが好きなんだろう。こういうことをやるから、無駄な公共工事とか言われるんじゃないの?あまりにも頭に来たので、「舗装化の理由」と、「こういうのは誰が決めているのか」をメールで聞いてみました。

まぁ、抗議したところで工事が中止になるわけでもないし、無駄なんだけどね‥。でも、放置しておいたら、彼らは緑道の全てを舗装しつくすまでやるでしょう‥きっと。回答が返ってくるかどうかも怪しいけど、あまり酷い内容だったら、区長にもちょっと抗議しようかしら。あー、ホント頭に来る話です。舗装化されると、バカ自転車のスピードも上がるから、歩行者との事故もきっと起きるでしょう。「緑道は歩行者専用になってまして‥」なんて(実際、そのつもりらしい)、あっちが一方的に決めたルールとやらを押し付けてくるだけでしょうけどね。利用者不在っていうのは、こういうことなのだろうなぁ。

とにかく、「できるだけ人工的なものを持ち込まない」ことに努力を払って欲しいわけで、「便利グッズ」は要らないのですよ。住宅地の中にこういうものをきちんと取り入れた当初の考え方が素晴らしいのだから、その理念をずっと受け継がなくては‥。「それ、ちょっと待て」という中の人は皆無なんでしょうかね。公園ついでなんで書いちゃうけど、公園愛護会の公園私物化もちょっとね‥。公園をキレイにしよう、大事にしよう‥という考えはとてもいいんだけど、それが花壇づくりに行き着いてしまうのが理解不能なのです。花壇を作りたい人は、自分の家の庭にでもどうぞ‥と、思います。

2011年03月05日 (土)
■ 買い物な一日

グリコ タパスタ バジル&チーズRICOH GX200 24mm ISO154 F3.6 1/20 EV-0.3

昨日、ちょいと遅くまでハシャギすぎてしまったので、今日はゆっくり朝寝坊。買い物がてら昼ごはんを食べに「しらいし」へ行きました。ちょっと前に、たまには「近藤家」のラーメンでも食べてみようと思って浮気してみたんだけれど、久しぶりの近藤家はすっかり私に合わない味になってしまっていました(か、私の味の好みが変わったか)。で、その分、しらいしも久しぶり‥になってしまったわけですが、やっぱりこっちの味のほうが断然いいですね。バリバリの家系ラーメンだと「しばらくイラネ」と思ってしまうのだけど、しらいしのラーメンにはそれがない。

お腹がいっぱいになったら買い物へ。最近、買い物も Northport で済ますことが多かったので、OK に来るのも久しぶり‥という感じ。食べてみようといいつつも、今まで一度も買ってみたことのなかった「ラムしゃぶ火鍋の素」を買って、晩ごはんはラムしゃぶにしたのですが、結構いい感じでした。わが家の鍋の定番のひとつになりそうな予感です。おつまみ類もちょっと買いだめしてきましたが、写真の TaPasta Basil & Cheese が今のお気に入りです。以前は「イカ墨」もあったような気がするのだけれど、これに変わったみたいですね。

OK の買い物が済んだら、お次は Nortport へ‥。パンはさすがに Northport のほうが美味しいのと、本屋に行きたかったのでね。新書を買って雑誌を見たら、帰りがけにセンター北の au へ‥携帯って契約が複雑怪奇すぎるのか、いつ行っても混んでますよね。で、何をしに行ったかというと、HTC EVO WiMAX の話を聞きに‥なのですが、予想どおりというか「まだ何もわかっておりません」状態なのだとか。後からキャンセルするのは構わない(ペナルティー無し)ということなので、早く手に入れるために、さっさと予約だけしてきちゃいました。

2011年03月04日 (金)
■ 何食べる?

イベリコ豚RICOH GX200 24mm ISO64 F3.6 1/60 EV-0.3

先週、今週とメッチャ忙しいです。家に帰ってきた後にも仕事をして、午前 3 時までやっていたこと 3 回。まぁ、昨年の同時期は、午前 3 時まで会社にいたこともしょっちゅうだったので、昨年に比べればまだマトモなんだけど‥。これって普通のことですかね。日本人は休んでばかりで働かなくなった‥と、いわれることが増えたようにも思うのですが、それってどこのデータなのかしら。それとも、午前 3 時まで仕事をしてるのは当たり前のことで、それ以下だと働いてないってこと?

ま、仕事が無くて困っている人も多いらしいから、ありがたいありがたい‥って、念仏でも唱えなけりゃいかんのだろうけど、それにしても忙しい。仕事ばっかりしてるとね‥ホントに病んじゃいますよ。だから、仕事を忘れてリフレッシュすることが必要なのだと言われているわけで、「ああ‥山の中に行ってのんびりしたい」わけ。そうです!キャンプですキャンプ。今年の GW の予約は既に済ませましたので、後は行くだけ‥。今年こそ、GW 以外も絶対に行ってリフレッシュするぞー!と、誓ってみる。

今年はいつものメンバーに加えて、若い女性陣が増えるそうで、おじさんたちには楽しいキャンプになりそうです‥って、私はいつものように飲んで寝ちゃうだけかもしれませんけど。それはそうと、今年の GW は何を食べましょうかねぇ。ふだんあまり食べてない「大物」が主役になるのは間違いないけれど、ラムと鴨は食べたいなぁ‥。写真は、2008 年の秋のキャンプで食べた「イベリコ豚」のブロックなのだけれども、これも美味しかったよねぇ。しばらく肉屋のサイトでも見て楽しむかぁ~。

2011年03月03日 (木)
■ 灯油

ダルマストーブRICOH GX200 24mm ISO64 F3.6 1/34 EV-0.3

今日は、3 月 3 日‥ひなまつり。娘らが小さい頃は、雛人形を飾ったりもしたものですが、ここ数年は出したり出さなかったりという感じです。今年はカミさんも私も仕事が忙しく、「雛人形を飾ろう」などという心のゆとりもありません。今日は、昨日までのグズついた感じの天気はどこへやら?という感じで朝からいい天気でしたが、姫と朝の散歩に出たところ‥寒っ!3 月に入ったというのに、冬に逆戻りしたかのように冷たい風が吹いてました。そういえば、天気予報では寒くなるって言ってたっけ‥。

天気がよいので、今日はもちろん自転車ですが、自転車もやっぱり寒っ。昨日の二次会で若者に奢っちゃったので懐も寒っ。寒さのダブルパンチ状態なのです。寒い寒いと思っていたら、あっちにもこっちにも霜柱。そりゃ寒いはずですよ。でも、ホントに寒い時期ではなくて、全体的には暖かくなってきているから、霜柱の高さも半端ではなく、一番すごいところは 10cm にもなっているんじゃないかという高層ビル並みな霜柱を発見しました。地中まで凍ってしまうほどの寒さだと、霜柱は成長できないのだそうな。

寒いのは全国的な話だったのでしょうか。札幌の仕事仲間に聞いたところ、あちらは吹雪が酷かったそうで、羽田千歳間の飛行機もかなり欠航したみたい。というわけで、3 月に入ったとはいえ、急に寒くなる日はこれからも何日かはあるだろうから油断はできませんね。そろそろ、ストーブの灯油が無くなってしまうと思うのだけれど、少なめに買っておかないと今シーズン中に使い切らないかもなぁ‥。写真はダルマストーブのミニチュアの置物ですが、妙に可愛らしいと先日カミさんが買ってきたもの。もちろん使えませんけど。

2011年03月02日 (水)
■ 十二六 甘酸泡楽

どぶろく 十二六RICOH GX200 24mm ISO68 F2.5 1/30 EV-0.3

今週もまた微妙に天気の悪い日が続きます。月曜日は自転車に乗らないで失敗したか?‥と、思ったのですが、最後の最後で雨に降られましたし。昨日は昨日でフツーに雨降ってましたし。今日は飲み会なので、天気がよいとしても電車ですし。いい加減、今年のジテツー距離が 1000km を突破して欲しいのですが、2 月に入ってからというもの妙な足踏み状態が続いていて、なかなか増えてくれません。というわけで、今日も電車通勤です。読書がはかどっていいのですけれども。

飲み会は、仕事で「お隣の国の方」がいらっしゃっているので、その歓迎会なのです。日本人ではありませんが、日本語がそれなりに話せる方なので、会話に困ることもそれほどない。逆に、私も彼らの言葉が話せたら面白いのにと思うのですが、それはなかなかね‥。しかしまぁ、仕事に関係する話と、当たり障りのない話しかできないわけで、結局、酒飲んで終わっちゃった‥という感じ。「自分の国が今後どうなっていくと見ているか?」というのを、内側から見た意見として聞いてみたいのだけれども‥たぶん無理。

ま、それはいつの飲み会にも言えてるわけで、結局、酒飲んで終わっちゃった‥になるのは同じ。え?そんなことないって?まぁいいじゃないですか、お酒は楽しく飲むものですから。というわけで、写真は今日のではなく少し前に飲んだものなのですが、「十二六 甘酸泡楽」というお酒です。十二六は「じゅうにろく」なのだそうですが、もちろん「どぶろく」とも読ませるのでしょう。生きている酒で、徐々に味が変わって行くので(酸味が強くなる)、一気に飲まずに日を開けて飲むと楽しいかもしれません。