RICOH GX200 24mm ISO64 F3.6 1/410 EV-0.3
キャンプの楽しみは人それぞれですが、私のキャンプの楽しみは「美味しいお酒を飲む」ことと、「美味しいものを食べる」こと。それってキャンプに限った話ではなくて、ふだんの生活の楽しみでもあるのですけどね。つまり、キャンプに行ったからといって特別なことをするのではなく、いつもと同じ楽しさを味わうためにいつもと同じことをしているだけ‥とも言える。しかし、いつもと同じ「美味しいもの」とは言っても、キャンプならではの料理というものはあります。そんなキャンプならではの料理のひとつがコレ。鶏を丸ごとダッチオーブンでローストするだけの料理。今回は人生初キャンプの女子二名がいたので、まずは基本料理ということでシンプルなローストチキンを食べてもらいました。
ダッチオーブン料理もだいぶ色々なものを作りましたけど、このローストチキンほどシンプルな料理ながら出来上がり時の感激が大きい料理はないと思いますね。だいたい、人によっては見るのも触るのもイヤという「丸ごと一羽の鶏」を熱したダッチオーブンに放り込むわけですが、生の状態の丸鶏そのものは人にもよるでしょうけど、あまり美味しそうには見えません。それが一時間程度で写真のようにこんがりと焼けた状態になるわけですが、ダッチオーブン料理の場合にはガラス越しに食材が焼けていく様を見ることができませんので、食材を入れた時(写真撮り忘れました)と出来上がり時(上の写真‥蓋を開けた直後なので湯気が見えるのが分かりますか?)の両極端な状態を見ることになります。たぶん、この視覚上のギャップが余計に美味しさをそそるのだと思うのですよね。
RICOH GX200 24mm ISO64 F6.5 1/540 EV-0.3
肝心の出来具合ですが、今回のローストチキンは大変よくできました‥という感じ。まぁ、丸鶏の大きさはだいたい同じようなものなので、一度コツを掴んでしまえば滅多なことでは失敗することも無いのですが‥。それでも、外気温の違いなどで調理時間に差が出てきますので、機械で料理するのとは訳が違いますね。慣れないうちは、仕上がり近くになったら時々蓋を開けて焼け具合を見るとよいと思います。完成したらダッチオーブンから出して、写真のようにバラバラにしてみんなで一気にいただきましょう!残るのは本当に骨だけになってしまいますが、すぐに捨てずに水で煮ればこれまた美味しいスープの素になります。定番中の定番料理ですが、何度やっても飽きない料理ですね。