仕事での出張やプライベートでの帰省などに飛行機をよく利用している人であれば、スカイマーク(SKYMARK AIRLINES)という航空会社の名前を聞いたことがあることでしょう。新規参入の航空会社であり、格安航空チケットを売り物にしているということでも知られているかと思います。名前を聞いたことがあるというだけではなく、実際に利用した方も大勢いらっしゃるかと思います。私がかつて札幌によく行っていた頃も名前は知っていたわけですが、出張旅費を自腹で賄うようなことはなかったので、実際に利用したことはありませんでした。
そのスカイマークに関するニュースが今日の朝刊に載っていました。新聞によれば、不測の事態によりパイロット2名が退職した結果、今月運行予定の全1700便の約1割に相当する168便を欠航しなければならない事態に追い込まれたというものです。「全体のわずか1割程度の人員が減っただけで、異例の事態を招いたことになる。」とも書かれていますが、欠航する便数も全体の1割程度ですから、写真の見出しのように「人数もギリギリ」であれば計算としては合っているわけで、会社側はそういったリスクをとっているからこそ格安にできるということを新聞記事は無視していないでしょうか。
新聞に限らず、我々日本人全体はこのことを無視‥あるいは忘れていないでしょうか。不測の事態に対処できるように余裕を持たせておくにはお金が掛かるのです。ひと手間掛けて品質を上げようと思えば、これまたそれなりのお金が掛かるのです。逆にお金をケチるのであれば、スカイマークのようなことにもなるわけ‥。それをスカイマークの努力不足といった論点に持って行こうとするのはフェアじゃないと思います。こういう事態に陥りたくない経営者はもっと金をつぎ込まなくてはならないし、巻き込まれたくない消費者は利用しなければいいだけ。単純にそれだけのことでしょう。
